晴天。
ようやく膝が引っかからず曲げられるようになって来たよー。
締め切りでしばらく缶詰になってましたが
少しは外を歩かにゃなあと思い、リハビリがてら三戸の海岸へ行ってみた。
モリっとした木のトンネルをくぐる、お気に入りのコース。
トンネルの中はひんやり。
三浦半島はあったかい。
少し油断すると家の庭も道もあっという間に植物で覆われてしまう。
砂浜に出た。
時々散歩の人とすれ違うだけで、基本シーズンオフの浜辺は静か。
浜辺に2本だけ植えられている、立派な椰子の木。
いったい誰が植えたんだろう?とずっと気になっていたのだけれど。
どうやら、かつてこの場所には『サーフサイドヴィレッジ』という
伝説のリゾートホテルがありその敷地内にあった椰子が残ったものらしい。
え?そんなホテルが?ここに?本当に?
ご覧の通り今は静かな砂浜で、基礎すら残っていない。
かつてそんな大きな建物があったなんてすぐには信じられない。
俄然興味が湧いてインターネットをさらうと、古い航空写真を見つけた。
今の地図と照合すると、確かにこの椰子のあたりはホテル一帯の敷地だったようだ。
プールやテラスのある瀟洒な建物写真が載った記事も見つけた。
芸能人などもお忍びで訪れる、隠れ家的な大人のホテルだったとか。
けれど、いかんせん80年代から90年代初頭の頃の話で、
それ以上の詳しい情報は結局わからなかった。
そういえば。
この砂浜の突き当たりに、ボートハウスの廃墟みたいなものがある。
廃墟というより、もはや残骸というか。相模湾から吹き付ける潮風の中、
鉄骨だけかろうじて残っているような状態なのだけれど、
デザインは確かにバブル期のそれで、なかなかの華やかさ。
ホテルとボートハウスが並び建っていた当時はここらもさぞ賑やかだったんだろうなぁ。
岩場を越えて黒崎の鼻方面を眺める。切り立った崖がかっこいい。
歩いて鼻先まで行こうとしたものの、道中の岩棚が思ったより高くてよじ登れず断念。
よく考えたら、膝まだ治り切ってないんだっけ・・・。
しかし黒崎の鼻、なかなか現地まで行けないな〜。
正規ルートは雨で水没していたし、迂回路は藪が深過ぎて歩けなかったよ。
次回こそは、長靴で。そして黒崎の鼻まで行く!